私は三銃士と言うメンバーが3人しかいないLINEグループで、よく自分の人生の近況を話す。なぜ三銃士と呼ばれているのか、もう思い出せないが、大学生の時のクラスメイトの中で特にハズレものだった3人が集まったグループであることは間違いない。彼らと私の…

私は自分を信じていない。人間の感情というものはあまりにも不安定で、過去の自分の感情は明確に言語化していない限りは思い出せない。 合理的・論理的ではない考えや主張が必ずしも正しいとは限らないこと。この理解は当たり前のようにできる。ただ、人間の…

19時に退勤した。ゆっくりご飯を食べ、気がすむまで運動して、お湯に浸かって、ちゃんと髪乾かして、散らかっていたデスクとキッチンを掃除して、ゴミをまとめて、ちょっと難しいアニメを観て、プライベートの工数のかかるメールを返信して、簡単な仕事を先…

自我に思春期を忙殺された類の人間なので気を抜くとすぐに乱雑な管理になる。眩しい夏も、切ない秋も、冷たい冬も本当に苦手だけど春は浮ついているからもっと苦しい。助けを呼べないとか、小さなことができなくなるとか、そうして少しずつ状態が悪くなる。…

強い言葉を過度に使わないようにしたい。この悪癖は、強い言葉で少しでも相手の注意を逸らしたい時、つまり、伝えたいことと真摯に向き合いたくない時に使っていると思う。向き合いたくないような嫌な感情も大事な自分のひとつだからきちんと扱いたい。怖が…

最近の自分を振り返る。なお嘘や妄想を含んでも良しとする。正午。まだ身体が硬くつめたい。午後の会議に向けて進捗を作る。アイスコーヒーと麦茶を混ぜて飲む。通知音がうるさくなってくる。昼食は身余裕があれば外出して寿司のテイクアウトをするが、スナ…

ミッと音がして胸が締め付けられる。バラバラとボロボロになっている自分のカケラを飲み込み今日から明日に這っていく。愛しい子猫を両手で抱きしめたら高い声で鳴いた後に鈍い音がして赤い生臭い液体が飛び散った。もうこんな自分が嫌なのか、こんな世界が…

とある方のパニック障害に関するブログを読んだ。わたしはまだ23歳と自我人生でいうと乳幼児で幼稚園にも通ってない。私には想像しがたい苦悩があったはずだ。そして、私もあとこれを10年以上溺れ続けなければいけないのか、と一瞬影を落としたが、脱してみ…

爪を切った。数ヶ月前まで爪を噛む癖があったけど最近はよく伸びる。爪も髪も皮膚も臓器も、ちいさなたくさんの私の一部でできていて、毎日たくさん更新されてる。私はどこで私を保存しているのだろうか。毎晩毎朝、新しい。

挫折の話

私は自分の興味があることだけを貪欲に学び続けたし、完成度は低くとも形だけでもアウトプットすることを強く意識していた。学術団体の支部を立ち上げ、大学の教授をはじめとし、学術団体で出会った先輩方などの、お力を本当に大きく借りて、国内外での学会…

全身麻酔をした

朝の六時から動き始める。まずは手の甲に点滴をするとき用の麻酔テープを貼ってもらう。着替えたり細かい検温などを済ましてあとは面会に来てくれた家族と話つつ待つ。全身麻酔の手術の際には家族の同行が推奨されているらしい。九時前、歩いて手術室に向か…

愛についての?かわいい映画をみたら、愛とかつながりとか仲間とかそういうものがよくわからなくなった。建前とか恥ずかしさとか、何も考えずに素直に愛を伝え合う物語の登場人物をみて、なんで私はこんなにシンプルで簡単ななことをうまくこなせないんだろ…

醜さ。文章も容姿も振る舞いも声も人格も能力も、存在も、自分のことはたいてい醜いと感じていたことがある。でも、醜いとか美しいとかは物質としての形容ではなくて、情報としての形容だと、社会と情緒の波に溺れている時に感じた。情報としての形容、その…

胸が苦しい 具体的な情動を感じている訳ではないがあまり理由がわからないままずっと胸だけが苦しい 心臓のあたりが熱く小さく収縮していて自由な呼吸がしにくい 最近苦しくて切ない小説ばかりを読んでいたのでその小説の誰かに感情移入してしまったのかもし…

幸福と恐怖の波に揺られて夜を過ごしている。自分による自分の認識力が弱いせいで自分を取り巻く世界を正しく把握できない。目に入れても痛くないような安心と幸福の象徴が、翌日には嫌悪と恐怖の象徴になっていることが頻繁にある。こうして客観的に言葉に…

‪狂気的な物語に触れると当たり障りのないコミュニケーションに価値を感じなくなる。早くいろんな人たくさんの人と、本当に狂気的な拘りとか、好意とか愛とか憎悪で殴り合うみたいな深くて濃いコミュニケーションがしたい。が、最近のわたしは狂気を拒絶され…

たまに訪れる、このもはや愛おしくなってきた私のムーブ、感情や情緒や心と呼ばれるような、どこからどうやって生まれてきてきれるのかわからないこの不穏で不安定な感覚、哀情のようなメランコリックのような何に切ないわけでもない切ない気持ち、彼らの扱…

文章依存や言語依存、もっというと表現依存がとても強い。Twitterが普及したとか、スマホが普及したとか、そういうここ最近の話ではなく物心ついた頃からだ。言語や描写などの手段を使って、自分の頭にある混ざった絵具の渦を、できるだけ綺麗な状態で、金魚…

「どうしてそんな文章を書くの?」おそらく短歌をやっていた時の悪癖である。人間が感じることのできる感覚や感情は枠組みがないとても曖昧で繊細でリアルで生々しいものであると思う。人間はその主観をそのまま伝えるすべを持たない。もっとも広くで使用さ…

今日は文章が読めた。理由はわからない。コーヒーをちゃんと飲んでいたからかもしれないし、久しぶりにうどんを食べたからかもしれない。とにかく文章がきちんと頭に入ってきて、自分の言葉で噛み砕くことができた。文章が読めると、諦め掛けていた野望がふ…

水辺に栄えた街だった。人々は水と共に生きていた。船を使って岸を移動し、魚を取って食べ、穏やかに過ごしていた。人々は生活のほとんどを水辺と、水辺の周りの自然の中で過ごした。穏やかで豊かな日々だった。しかし、ある時から、天候が荒れ、強い渦の流…

強さ、人としての素晴らしさ、能力の高さ、優秀さ、価値、凄さ、承認、賞賛、評価。強いということについて、考えていた。これまでは簡単だった。一番になったり、選ばれたり、強いものの象徴の学歴や経歴など何かのレッテルさえあればそれでよかった。私は…

夏日に照らされて暖かくなってしまったプールのような、だらしがない曇りの朝、自宅から最寄りの駅まで歩いた。右足を出して、踏み込んで、左足を出して、踏み込んで、そうして前進していく。歩く感覚を味わいながら、今日の自分の心身の調子を伺う。まっす…

長期休暇が苦手だ。理由はいくつかある。第一に家族や地元の価値観の摩擦、第二に生活リズムの崩壊、第三に自然の圧力だ。1つ目について今日は書き起こしておく。 帰省に伴う家族や地元の価値観の摩擦によって気疲れしてしまうから長期休暇は苦手だ。もちろ…

まだ、梅雨も開けていないし、日差しから熱を感じることもない、蒸し暑い時もあれば、肌寒かったような、もう季節についてはっきり思い出すことができない六月の最後の投稿からもう二ヶ月が立っていた。この期間、私は一体何をしていたのかというと慌ただし…

最近、自分の情緒が制御しやすくなった。その理由は明確にわかっている。しかし、この場で特筆するつもりのない。それは小さい頃に大人に向けていたずらを仕掛けている時緩んだり、力が入ったりするせわしない口元のようにくすぐったいことで、小さな水晶に…

嘘が上手い人間がいる。私はとてもまっすぐで単純な思考構造をしている人間だから他人が言葉にしたことは全て真実だと思ってしまう。嘘なんだろうかと疑うと言うこともほとんどしない。だから他の人間がいとも簡単に、バナナの皮を向くようにふわさっと嘘を…

人間の感覚について考えることが好きなので私の五感に関する自己評価をした。五感とは、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・皮膚感覚で、人間が外界からの刺激を受容するための重大な感覚器だ。それらがないと、私たち人間はこの世に存在しているという感覚を得ること…

時には誰かを 知らず知らずのうちに 傷つけてしまったり失ったりして初めて犯した罪を知る 戻れないよ、昔のようには煌めいて見えたとしても明日へと歩き出さなきゃ雪が降り頻ろうとも 今の僕には何ができるの?何になれるの?誰かのために生きるなら正しい…

私は一般に人間力と言われるようなものが恐ろしく未熟だと思う。体育会系の部活動精神みたいな、そういう目に見えないぼんやりとした人間としての正しい心のあり方が理解できないこと、そして仮に人間としての正しい心のあり方があったとしても、心のあり方…