文章依存や言語依存、もっというと表現依存がとても強い。Twitterが普及したとか、スマホが普及したとか、そういうここ最近の話ではなく物心ついた頃からだ。言語や描写などの手段を使って、自分の頭にある混ざった絵具の渦を、できるだけ綺麗な状態で、金魚すくいのようにすくって自分と分離させてなければ、船酔いをしてしまうような感覚がずっとある。身体と精神、脳が成長するにつれ、手先が器用になり難しい言葉も覚え、船の上でも落ち着いて金魚すくいができるようになっていった。船酔いは減ったけど、極彩色の渦を忘れられない。